チャプター 103

一階。

隅の方で楽団が穏やかなメロディを奏で始め、結婚式の開式が近いことを知らせていた。

招待客たちも、最初のレセプション会場から外の芝生へと移動した。

バーノンは先ほどまで、リックと長い時間言葉を交わしていた。大半は中身のない世間話だったが、好印象を与えるには十分だった。

今の彼の気分は最高で、ただ式が始まり、花嫁が入場してくるのを待つばかりだった。

白いベールで顔を覆ったエミリーが凛とした姿で皆の前に現れると、招待客たちから感嘆の吐息が上品に漏れ聞こえた。

バーノンはすっかり得意げになり、近づいてくるエミリーに誇らしげな視線を釘付けにしていた。

バージンロードに差し掛かると、...

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